今回は米ディスカウントストアのターゲットのアプリについて、日経MJに寄稿しました。

今回は米ディスカウントストアのターゲットのアプリについて、日経MJに寄稿しました。書ききれなかったことを以下で少し。
●ウェブに現実世界的な体験を持っていく時代から、現実世界にウェブ的な体験を持ってくる時代へ
店舗の在庫状況だけでなく、置いてある通路まで地図付きで教えてくれるなんて!なんて親切なんだ!と思ったのですが、ウェブでの商品購入に慣れている層にとっては、これは当たり前のことなのかも?と思いました。店舗にあるよ!と言われても、どこにあるかわからなかったら買えないですもんね。ECなら買えるところまで連れていってくれる。店舗でもそうしてよ!という気持ちになるだろうなーと思いました。私なんぞは古い人間なので、ウェブに現実世界的な体験を持っていく企画を考えてた世代ですが、これからは現実世界にウェブ的な体験を持ってくる時代になるのかなと思いました。Amazonの実店舗本屋さんAmazon Booksみたいな感じで。
●ほんの、ほんーの少しの一手間を省くことが、コンバージョンアップにつながる
書ききれなかったのですが、ターゲットのアプリで購入する際、Pick up(店舗受取)、2 day shipping(郵送)の他にDrive upという選択肢があります。これは駐車場での受け取りで、いわゆるドライブスルー。車で子供を連れてたりすると、子供の乗り降りに地味に時間がかかるし、寝てたりすると「あーもうー」となるところ。そんな時にDrive upは便利ですよね。パッと見は本当にちょっとした違いで、そんなに大きな差が出るの?みたいなサービスの改善がコンバージョンアップに繋がるのかもなーと思いました。本文に書いたように「テクノロジーにより世の中が便利になり、自分自身含めユーザーはどんどん怠け者になっている」ので。
↓広い店内で在庫をすぐ確認 米ターゲット、アプリは店員
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO47771730V20C19A7H56A00/

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